弊社は、ファイナンシャル・アドバイザリー（以下「FA」）業務と仲介業務との違いおよびそれぞれの特徴について、依頼主との契約締結前に十分な説明を行います。

FA業務： 売主様または買主様のいずれか一方のみを依頼主として契約を締結し、依頼主の利益のために助言を行い、依頼主のみから報酬を得る業務

仲介業務： 売主様および買主様の双方を依頼主として契約し、双方の利益のために助言を行い、双方から報酬を得る業務

弊社は、FA業務の遂行に先立ち、業務の実態に則したFA契約を作成し、契約締結前に依頼者に対してFA契約に係る重要な事項について明確な説明を行って、依頼主の納得と契約文言に対する十分な確認を得たうえでFA契約を締結します。

弊社は、手数料に関する事項（算定基準、金額、発生時期、支払時期等）を依頼主にご納得いただくまで説明のうえ、FA契約上に明記します。

弊社は、秘密保持に関する事項（秘密保持の対象となる事実、士業専門家等に対する秘密保持の一部解除等）を依頼主にご納得いただくまで説明のうえ、FA契約上に明記します。

弊社は、FA契約上の専任条項について以下の点を遵守して契約文言を定め、業務を遂行します。

①専任条項を含むFA契約の期間は、最長1年間とします。

②依頼主が他のM&A助言者の意見を求めたい事項（以下「セカンド・オピニオン対象事項）を明確にして予め弊社に伝え、それを拒否する合理的な理由（M&Aの推進や成就に対する重大な支障が予見される場合、弊社の専任が実質的に無効化される場合等）がない場合、弊社は依頼主がセカンド・オピニオン対象事項に関する助言を当該助言者から受けることを許容します。その場合、依頼主は、弊社とのFA契約に定める内容と同等またはそれ以上の秘密保持義務を当該助言者に課す内容の秘密保持契約書を予め当該助言者と締結のうえ、弊社にその写しを渡すことを条件とします。

弊社は、依頼者および弊社による中途解約に関する事項（中途解約権の発生条件等）を依頼主にご納得いただくまで説明のうえ、FA契約上に明記します。

弊社は、テール条項（FA契約に係るM&A取引が中断／中止された後、一定期間以内に再開され成約した場合の、弊社の権利を定めた条項）に関する事項（有無、テール期間、対象となるM&A等）を依頼主にご納得いただくまで説明のうえ、FA契約上に明記します。

弊社は、クロージング（M&A取引の実行手続）に際し、依頼主に必要な準備を助言し、依頼主が相手方と締結した最終契約に基づく権利義務の履行が確実に行われるよう最大限の努力をします。